第二目!! 稲荷山には危険?がいっぱい!!

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=鶴野 恵視点= 『…あぁ~!! 担任の話は長い上につまらん…』 それはそうだ 担任教師に笑いを求められるなら この世に芸人なんていないからな 『…あ、無性に苛々してきた こりゃ~ 昼になったら昼食戦争に紛れて ストレス発散しかないよな~』 昼食戦争について簡単に説明しとくと どこの学校にも大概ある購買や食堂でのエトセトラ、エトセトラ… 『…あと楓の弁当つまもう、いや…ついばもう!!』 「…るの!鶴野!聞いてんのか …鶴野 恵!!」 「…はいっ!?」 後ろの席の子につつかれようやく気付いたんだけども… 話聞いてなかったと言えば嘘じゃないからなぁ とりあえず適当にしとくか? 「…はい、存じております」 『…どうよ?いつもより丁寧に言ってみたけど』 すると担任は 鮪漁船乗組員が餌に鮪が食いついたと喜ばん限りの笑顔で 「…じゃ、何について話してたか…言ってみろ」 『卑怯な!!それが大人のやり方ってやつか!?』 私は恐らく 苦虫を噛み潰したような顔をしてただろう 「…あれでしょう…? …ほら…有馬記念のヤツ…?」 あー… 無理があったかなぁ…さすがに 「…くっ…まぁいい …次の話だがー…」 当たりかよ!? 凄いぞ私、帰りはご褒美にアイスをくれてやる!!
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