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=私は教室に戻りカレーパンを食べたのだった
「つまりね…?
私はあの女優に対してね?
こう言いたい訳で…」
「…はぁ…うまぃ…
何度食べても飽きないなぁ…」
「ちょっ…聞いてる、恵!?」
あまりにも一心にカレーパンをがっつくものだから
ついには楓にツッコまれてしまった
はっきり言えば…聞いてなかった
だが私には必殺技が…
「聞いてる、聞いてる
…あの有馬記念の…?」
そう言うと楓はにこりと微笑み…
「そうそう…それでね!
あの⑨番がッ!!
…って!んな訳あるかぁーッ!!」
って脳天ちょっぷ
脳天はないよ…
あぁ、紹介遅れたがこいつは
華唄 楓 [ハナウタ カエデ]
とりあえずいつも通り楓の弁当をつまむ
「また…私の弁当を…」
「ん~
やっぱり楓の弁当は美味しいや
結婚してください、愛シテイマス」
「うん、それ無理」
てか私も無理。
よかった冗談の通じる人で
なにせこの世には冗談が通じない奴とかいるもん
「めーぐみっ
…じゃあ~私としちゃう?」
来た。
通じない奴が…来た
逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ…
逃げちゃだめだ!
「これはこれは…
百合澤 好[ユリサワ コノミ]さま、どうも」
私は自分でもわかるくらい頬を引き攣らせて微笑んだ
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