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=場面はまた変わってみせたりする
「…いたい…」
春奈は朝に歩に殴られた頬をまだ撫でていた
「まだ言ってんの?」
歩はきわめて冷たくあしらう
「…まだ…痛い、
切れた、中、絶対切れたって」
じつに痛々しく撫でる春奈
不意に何を思ったか…
「決めた、今日の放課後アユミーの寮に遊びに行く」
「どうして、そんな急に…!?」
来てもあれだよ!慰謝料払わないよ!
「だって新しい人来たんでしょ?
なら行くよ」
「来たのは男!かっこよくもないし、別段惹かれる所もないよ…?
それでも…来んの?」
とりあえず雨宮さんの第一印象を並べて言ってみた
「もちろん行くよ?
零夢も行くよね?」
「えっ…?(…でもどうせ行きたくないって言っても無理矢理連れていかれるんだろうな…)
…う…うん…」
コンマ一秒もの高速思考の結果
零夢はしぶしぶ頷いた
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