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そう…それは小学校の時だった。
まだ、私も若く幼く 可愛らしく(ココ重要!) 欲求に素直(今でもだけど)だった頃
私は給食の為に手を洗いに行っていた。
「今日の給食はビーフシチューだって!!」
「…ふーん。食えればいいや」
「もぅ!本当に本の事以外どうでもいいって思ってるよね」
「そうというわけでも‥――」
「そう!!!」
私は友たちから本の事以外どうでも良さそうに見えているのだろうか
まぁいっか
と思ったその時、
ふっと私の隣を紅い紅い着物の袖が横切るのがミエタ
普通、小学校には着てくるはずもない着物…。
まぁ いっか
そのまま気にせずに教室に入り、大人しく席に着いた。
あぁ…そういえば新しい小説が読みかけだった‥!!
読まねば
ジッーーーッ
視線を感じる
ジッ――ーーーッ
視線の方向を見てみると、毒々しい紅の着物を着た、肩で真っ直ぐに切りそろえられた黒黒しい髪の持ち主の少女が視えた。
う―ん、アレはこの世のモノではないのか?
あぁ、でも
……小説読まなきゃ。
ジッーー―――――ーッ
何か伝えたいのか?彼女
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