12人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
「…ガンバレ…モウスコシダ…」
「もう…どこまで登ればいいの…」
アスラは不思議な声に導かれるように竜の山を登っている。もうどれぐらい登ったのだろう…村がずいぶん小さく見える
「…メノマエニドウクツガアル…ソコニワタシハイル…」
「やっと着いた…」
もう頂上付近だろう…急に視界が広がり、不思議な声の言う通り目の前には洞窟があった…
「こんな暗い中に入るの…怖いよ…」
「…ナニモナイ…ヘイキダ…ダカラハヤク…イソゲ…」
「う、うん…」
不思議な声に急かされ、アスラは恐る恐る洞窟の中に足を踏み入れた
最初のコメントを投稿しよう!