僕と妹
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冬の寒さも近付く十一月も暮れの頃。 真っ赤に染まった木の葉が舞い散る街道を僕は歩いている。 回りを見渡してみれば学校帰りの学生たちが、世間話も賑やかに道を行く。 彼女が本来ならばあるべき姿を横目に僕は彼らとすれ違った。 向かう先はこの並木の向こうに佇む病院だ。
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