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裕也と、裕也と一緒に行動をしている同期に見つからないように後ろを付けて歩いた。
こんなに暑い中、1件1件家に入り、話しをしている。
仕事の大変さを改めて実感した。
同時に私がしている仕事は一体何なんだろ…
と不安にも感じた…。
駅に向かうふりをして歩いている時に、裕也に声をかけられた。
「すみません。
駅ってどっちですか??」
何ヵ月ぶりにちゃんと声を聞いただろう…。
懐かしさ、切なさ、恋心…
すべてが鮮やかに蘇り、心の中を駆け抜けた瞬間だった…。
私はこの人の事がどうしよもなく好きなんだ…。
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