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しばらく他愛のない話しをしていた。 「いらっしゃいませ!2名様ですか?」 「はい。」 と、そこへ誰かが入ってきた方を反射的に向いた。 「あ、かなめちゃん!」 店内に入ってきたのは、かなめと朔だった。 「早紀ちゃん!」 「一緒に食べる?」 「うん!…すみません、あそこで良いですか?」 かなめは、案内をしている店員に聞いた。 「えぇ、大丈夫ですよ。どうぞ!」 快く応えてくれた店員に礼を言うと、早紀の元へ向かった。 「あっ、実君も一緒だったんだ。ごめん、邪魔だった?」 今まで壁に隠れて見えなかった実(みのる)の姿に、早紀の前まで来てようやく気付いた。 「いや、別に良いよ。」 実(みのる)の了承を得ると、かなめは早紀の隣に、朔は実の隣に座った。 .
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