新しい伝染病

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それから数日後、彼は空が飛べるようになった。 ある朝突然「自分は空が飛べる」という事に気づき、腕を広げて力を抜くと体がふわりと浮いたのだ。 彼は2階の窓からパジャマのまま外に出た。 そのまま上へ向かい、雄大な景色を楽しんだ。 不思議と全く恐怖は感じなかった。 彼は引き込まれるようにどんどん上に向かい、ついに地球と宇宙の境に来た。 彼は少し微笑んで、ついに地球に別れを告げた。
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