黒歴史短編集

首がとれる男･ジョニー

ジョニーの後ろの席にケイトって奴がいてさ、そいつがまた根性の悪い女なのさ。
いつもジョニーの首を奪っては慌てる胴体を見て笑ってるんだ。
こないだなんて、ジョニーの首でキャッチボールしてたんだぜ。
俺らはもう慣れっこだけど、普通の人が見たらとんでもない光景だよな。

そのケイトが、昨日はジョニーの首を女子テニス部の自分のロッカーに隠しちまったんだ。
もちろんジョニーはケイトのロッカーの場所なんて知らない。
せれ以前に胴体だけじゃ何も見えないから、どうしようもないんだけどな。
ケイトも暇な奴で、みんなが帰った後を首を探すジョニーの胴体で遊んでたらしい。