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「雛っ子♪まぁた、テニス部そんな所から見てるの?」
雛子の後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。
雛子が振り替えるとそこには、幼なじみで同じクラスの小坂田朋香が親友の竜崎桜乃を連れ立っていた。
「と、朋チャン」
「なんなのよ。そんな驚かなくても良いじゃない」
朋香は膨れっ面で言った。
「そんなことよりさぁ、もっと近くで見ましょうよ。ねっ」
朋香はそう言うなり、雛子と桜乃を引っ張り、テニス部のフェンスに近づいた。
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