プロローグ

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「クスクス…。僕はただ、話しかけてくれたこの子達の相手をしてだけだよ。さぁ、練習に戻ろうか」   不二はそう言うと練習に戻って行った。   雛子は練習に戻って行く不二をずっと眺めていた。   「で?何か、用な訳?」 「リョーマ様酷~い。将来のお嫁さんに対してそれはないでしょ~」   越前の連れない態度に朋香は膨れっ面をした。   「朋ちゃん…。これ以上いたら越前君や他の皆さんに迷惑になるから行こう?」 「えぇ~。まだ、リョーマ様と話したいのにぃ…」 「朋ちゃん…。華ノ木さんの言う通りだよ。今日は、帰ろう。ねっ?」   雛子が引き返す用に言うが朋香はまだ帰りたくないとだだをこねた。 しかし、桜乃の一言が聞いたらしく渋々三人は引き上げることにした。
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