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あの日…野良犬に追いかけられていた私は人間の、近くの高校生の男性に助けられ、そして恋をした。
…そして、猫叉の私は゛人間゛に化けて彼のいる学校へ入学する事にした。
「初めまして」
転校生として教室に入り緊張混じりに挨拶すると何故か男達が歓喜の声を上げた……人間から見ると私は美人らしい
何の運命の悪戯か、私は彼と同じクラスになる……と同時に分かった事もあった。
彼は周りから不良として怖がられていた。
しかし私には、彼の右眉に傷があっても、雰囲気が恐くても関係ない……彼が好きなんだから
私は彼に話しかける勇気が無く、数日うだうだしていたが遂に話しかける事に成功……しかし私は緊張して、
「あの時は私を助けて下さい、ありがとうございます……っ!!」
「は?」
あの時、私は猫の姿をしていたから、いきなり゛あの時は―゛と言われても意味が分からない
頭悪い子に見える……てか見えるとかじゃなく、悪い子だ
そして後悔が頭の中をぐるぐるまわった私は前の席の彼に゛トントン゛と指で叩き、さっきの言葉の言い訳を言おうとするが……
「私と付き合って下さい」アホの子じゃなく軽く脳に異常がありそうだ
てか授業中だし……しかし授業をしているはずの教室は静まり、みんな私をみている――――正直恥ずかしい
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