第一章~それぞれの闇~

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「ごちそーさまでした~」  目玉焼きを一瞬で食べて、手を合わし終わりの挨拶をドラグーンが言った。 「ねぇ、レイ。今日は一日何するの?」  朝ごはんを食べ終わり暇なのか、まだごはんを食べているレイにドラグーンが今日のスケジュールを聞いてきた。 「そうだな、今日は……」  レイはご飯茶碗の飯を食べながら回りを見回した。  部屋の中には最近食べた弁当の入れ物、脱ぎ捨てたままの下着や靴下等が散乱していた。 「……掃除と洗濯だな。よし、洗濯物を残らず洗濯機にぶちこんどけ」 「アイヤイサー」  レイの指示にドラグーンが敬礼をして答え、自分の目玉焼きが入っていた皿を流しに持って行く。レイも残りのご飯と味噌汁を全てかき込み食器をかたずけて行動に移る。 二人の一日が始まる        第一章・完
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