第Ⅰ章

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ある森のある草影に二人の男が隠れていた。 「・・・・あのー・・・義影さん・・・・。」と、壮年の男 「・・・・・ナンデスカ、アトスさん?」それに答える若い男 「・・・先に謝っとく・・・。」 地面が揺れ始めた。 「・・・僕も謝っときます。」 揺れが激しくなってきた。 「「・・・・・・・・」」 二人の男はおそるおそる後ろを振り返った。 そこには可愛らしい女の子が5人・・・・しかし実際は5人のゾンビちゃん。 「「ギャァアアアアア!!!!!!」」 二人の男は猛スピードで逃げた。 ゾンビちゃん達が追い掛けてくる。 ・・・・・・・・・結構速い。 「おい!!!アトス!!!!なんとかしろよ、アレ!!!!」 若い男が壮年の男に文句を言った。 「正直言うぞ、無理だ!!!!」 二人の叫び声が後を引いて遠ざかっていく。 「何であいつら斬っても斬っても倒れないんだよ!!!」 義影は半分泣きそうな感じだ。 「そりゃだって・・・・」 ゾンビちゃんだからさ・・・・ アトスは遠い目でフッと笑った。 「くそっ!!アトス!!少しだけ時間稼いで!!!」 愛用の刀を鞘に納めながら言った。 「なにすんだよ!!!」 アトスは背中の大剣を抜き放った 「闇より来たれ、煉獄の聖炎!!!」 印を組み立て術を放った。 すると、黒い炎が沸き上がりアトスとゾンビちゃん達の間に炎の壁を作った。 ゾンビは勢い余って止まりきれずに炎に飛込んだ。 「ホッアッチャーー!!!!」 「アトス!早く逃げよう!」 「お・・おう。」 奇声をあげているゾンビをしりめに二人の男はダッシュでその場を後にした。
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