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英太郎は夜泣き蕎麦屋で生計をたてているが裏の請け負い人の顔を持っていた。
その日、英太郎は吉原へ遊びに行って馴染みの女郎で、お幸と、昼遊びをしていた。
それにしても変だぜ、今日のお幸は元気がねぇ。
普段から陰の有る女だが、はっきりとは、わからねえが変だ。
夜泣き蕎麦屋の英太郎は仕込みの時刻になり、帰ろうとすると、お幸が追って来て英さん、これを持ってってと小さな包みを渡された。
なんでぇこれは?と聞くと、いいから早くと言って懐にねじ込んだ。
英太郎は、お幸の事が気になり翌日も吉原へ足を向けた、馴染みの川原屋に顔を出して仰天した。
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