―3ヶ月前―

3/5
前へ
/9ページ
次へ
私は野田の企画を申請する準備をし、時計をチラリと確認してから帰り仕度を整えた 『4時58分…あと2分か…。』 「今日はみんなもう帰って良いわよ。ここ最近忙しくて帰りが遅かったでしょう?明日は休みだからゆっくり疲れを取って。お疲れ様。」 他の社員からわぁっと声が上がった 「主任、どうしたんですか!?」 声のする方を向くと、野田がしまったと言う顔をしながら両手で口を押さえていた 周りにいる他の社員も『なんでそんな事、口に出すの!』と言わんばかりに野田を凝視する 「…なにが?」 大体言いたい事はわかっているが、目が合った以上、無視する訳にもいかないだろうと思い、一応訊ねてみた
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加