序章

2/7

10人が本棚に入れています
本棚に追加
/80ページ
「月宮神社」 司:うむむむむ…。 産婆:ええぃ!うろたえるではないわ! 司:いえしかし…しかしですよ…あぁ…僕はどうしたら…。 紅:あなた…私は大丈夫ですよ…静さんも一緒ですから…。 産婆:ほれ宮司、ここは儂と静さんに任せて、一真さん同様に別室にいなさいな。 静:私も一度、出産してますから任せて下さい。 司:…わかりました…ここは産婆さんと静さんにお任せします…紅…頑張るんだよ。 紅:はい…。 そう言い、司は別室へ移動。 産婆:まったく…男のくせにオタオタしおって。 静:うちの人も同じでしたね。 紅:うふふ…皆さん同じなんですね…少し安心しました…。 産婆:さあ、頑張っていくぞ、情けない男共を安心させるぞぃ。 静:お手伝いします。 紅:よろしく…お願いします…。 「別室」 ウロウロ。 一真:………………。 アタフタ。 一真:司君…落ち着きたまえ。 司:しかし…しかしですよ、これが落ち着いていられますか!? 一真:ふう…私も経験者だが…この時ばかりは男は役に立たん、産婆さんと静…なにより紅君を信じなきゃ。 司:…はい。
/80ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加