「猫耳」「魔法」「戦い」

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   「リーダー、ここが……? 」 仲間のCが思わず聞いた。そりゃそうだろう、俺もまさかと思った、こんな所が相手側の本拠地だとは思わない。けど 「あぁ、あいつらの反応が消えたのがこのポイント……つまりここがやつらのアジトなのだろう 」 リーダーの言う通り、みんなはここで行方がわらなくなったんだ。ここに来るまでは何も変わったところもなく、俺たちと通話していたのに……一体何が。 「俺等が今回やることはただひとつ。あいつらをやつらの魔の手から救い出す、それだけだ 」 そうだ、俺たちはみんなを助けに来たんだ。こんなところでいつまでもじっとしてちゃ駄目なんだ。仲間もそう思ったんだろう、決意を持った顔で相手の本拠地も見ている。俺もみんなと気持ちを同じくして目の前の、「魔法の館」と書かれた恐ろしさとはかけはなれたファンシーな建物を見つめた。
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