「猫耳」「魔法」「戦い」

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みんないなくなってしまった。ここに残るのは俺と思いつめた顔をしたリーダーだけ…… 「リーダー……俺にも行かせて下さい。俺だけ何もしないなんて嫌です 」 思い切って言ってみた。しかしリーダーは即座に却下する。 「駄目だ。こんなことになったのは俺の責任だ……俺が行こう 」 決意を秘めた顔で立ち上がるリーダー。そして俺にこう言った。 「お前は一度引き返すんだ。そして他の奴等も連れてきて一斉に畳み掛けるんだ 」 「嫌ですっ、引き返すならリーダーも一緒にっ……っ 」 リーダーまでいなくなるのは嫌だった。そんな俺の腹に衝撃が走る……リーダーが俺の殴ったのだと気付くのに少し時間がかかった。 「すまない……だが男には……負けるとわかっていても挑まなければならない戦いがあるんだよ 」 薄れゆく意識の中、リーダーの声が響いた。 どこかで男の叫ぶ声が聞こえた。  
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