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宿に入り、 荷物の中から飛騨高山のお土産を渡した。
全身が赤で、カスリのちゃんちゃんこを着ている 小さな人形。 無事に帰れるように‼と作られた物らしい。
『 変わってるね(笑)ありがと 』
お返しに、お香をくれた。紙で出来ていて、それを燃やすと その空間が浄化される物らしい。
「 ありがと(笑) 初めて見た! 」
会話をしながら、遅めの夕食を取った。
長く運転をしたためか… 空腹感が満たされると睡魔が襲ってきてる…
『 疲れてるんだね 先にお風呂に入ってくれば? 』
確かに、疲れていた…
「 お言葉に甘えて、先に入ってきます。」
湯船に浸かり、大きく伸びをしながら、 こんなのも、たまにはいいなぁ~
なんて思ってた。
「 お先に、すみませんでした 」
『 うん。 じゃ~入ってくるね。 』
彼が入っている間にウトウトしてしまっていた。
『 あれ? 眠いよね(笑) 先に寝ていいよ 』
その言葉に、促されるように
「 ありがとう。先に休みます。おやすみなさい 」
『 俺も、少ししたら寝るから、 おやすみ』
夜が更けていった。
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