第一章

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明石大橋まで来ると彼が落ち着かなくなっている 「 どうしたの? 」 『 ん? 何が?』 「 落ち着かないみたいだけど…」 『 実は、高所恐怖症なんだぁ… 』 橋を渡るのが怖いらしい… 風が強い日なんかは通行止めにもなるくらいに 横風が影響するらしい。距離も長すぎるぐらいに長い! 「 それで元気がないの? 」 『 まぁ… 他にも、いろいろ あるんだけどね 』 なんか、歯に物が挟まっている物の言い方をする。 「 今日は、楽しくない? 来ない方が良かった? 」 『 いや… 楽しく無いわけじゃないよ… 今日は、側にいて欲しいから…』 「 そう… それならいいんだけど…」 『 うん… ごめんね…』 「 いや… 謝らなくてもいいよ 話せるんだったら話してみれば? 少しは、楽になると思うよ。」 『 ……… 』 徳島に渡り、宿を探す。 すぐに見つかり部屋へ
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