第一章

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彼がうなされるから時折、目が覚める。 彼は、真っ赤な顔して辛そうにしている 炎症剤を体に塗って様子をみる 『 ありがとう…』 「 いいよ 気にしなくて… 寝ていいよ 」 私も いつの間にか寝入ってしまった。 『 おはよ 昨日は ありがと… 』 「 どう? だいぶ楽になった?」 『 うん だいぶね 今日帰るんだよね?夕方頃には出るの?』 「 うん… ありがとね 」 意味不明な答えをしてしまった。 彼は、寂しさを私で紛らわしているのを感じ初めていた…
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