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しばらくは、3人とも口を開く事が無かった。
ソウエンが額に滲む汗を拭って腰の刀の位置を確かめる。
「おぉ~!ソウエンの旦那ぁ…その刀は?」
腰に下げた状態に見えるその鞘の装飾といい。
柄から伸びた豪華だが無駄のないシルエット。
かなりの業物に間違いない。
ソウエンは、ニヤリと笑ったが真面目な顔に戻した。
「良く気づいたな」
「コレは我が家に代々伝わる名刀【冷綺】だ」
「何らかの魔力があるらしいが、俺にしてみりゃ…」
「切れ味さえ良けりゃなんでもいいんだ」
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