-雨の日-

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雨は止んだり、降ったり。相変わらず、私の周りはじとじとしている。 今日はミミズが通ったり、コオロギが通ったりして、あぁ、皆はよく理解してるんだ…と想った。 私は…私なんて、ここでじっとこの殻を破るのを待つだけ。怯えたり、望んだりして。 時々…ふとだけれど、希望も絶望も在る世界なら、身を任せて流れてみたいとも想う。そう想う瞬間に守りの殻は固く厚くなっている気もする。 でも…どうせ流れてしまうのだ、痛いくらいの自我によって。 結局…いつもそう。 だいぶ根っこが伸びてきた。 あの光の粒達に抱かれるのも時間の問題なのかな。 流れてゆく。やっぱり。 哀しくも、嬉しくも無く。
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