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ただ広がっているだけ…そう想っていた空は、沢山の表情を持っていた。
曇りの時のねずみ色、晴天の青、夕焼けのだいだい色、朝の白… 有り触れているから気付かなかったけれど…。いつも空の下は安心して、ドキドキした。
私はどんな表情なのだろう…いつか風に聞いてみよう。ただ伸びて行くだけで…何にも満足はいかなくて良い…ただ知ってみたいな…私の形や表情を。
怖くもあるけど。
あの雲の様に形など無ければ良いのに…そう想う。
そして、自分の形が在る事に安心してしまう。
私らしいや。
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