名残

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  空を白がひらひらと舞い   瞼の上に舞い降りて   冷たさ残して消えて行く     残った雫が頬を伝い   涙の様に輝いた     暖かさ求め   人肌触れて     温もり吸い取り   名残を残して   姿消す     残った雫が   頬を伝い   落ちた所は   雪の上     温もり帯びた   その雫     雪に混り   残るは   雫の跡形     見渡す 一面銀世界   空を舞う雪   跡形消して   また積もる     綺麗な白い天使達 音たてることなく また町染める  
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