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美佳のメールがきてから二時間…
一向に美佳がくる気配がない。
タクヤは心配になり電話をした。
「……もしもし?」
電話にでたのはあきらかに美佳とは違う声だ。
「あの…美佳は?」
「あっ!もしかしてタクヤ君?美佳のお母さんなんだけど。」
電話にでたのは美佳のお母さんだった。
美佳のお母さんとは何回か会ったことがある。
「美佳はどうしたんですか?」
「タクヤ君落ち着いて聞いてね。美佳ねあなたの家に向かう途中事故にあったの」
「えっ………」
タクヤは頭が真っ白になった。
急いで支度をし、教えてもらった病院へ急いだ。
病院の前ではお母さんが待っていた。
「美佳は大丈夫なんですか!?」
「意識はないけど今のところは大丈夫みたい…」
お母さんは今にも泣き崩れそうな声で言った。
「…すいません、俺が迎えに行ってれば…」
「タクヤ君のせいじゃないわ…あまり考えこまないで。」
タクヤは美佳の病室へと向かった。
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