事件

3/5

2人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
美佳のメールがきてから二時間… 一向に美佳がくる気配がない。 タクヤは心配になり電話をした。 「……もしもし?」 電話にでたのはあきらかに美佳とは違う声だ。 「あの…美佳は?」 「あっ!もしかしてタクヤ君?美佳のお母さんなんだけど。」 電話にでたのは美佳のお母さんだった。 美佳のお母さんとは何回か会ったことがある。 「美佳はどうしたんですか?」 「タクヤ君落ち着いて聞いてね。美佳ねあなたの家に向かう途中事故にあったの」 「えっ………」 タクヤは頭が真っ白になった。 急いで支度をし、教えてもらった病院へ急いだ。 病院の前ではお母さんが待っていた。 「美佳は大丈夫なんですか!?」 「意識はないけど今のところは大丈夫みたい…」 お母さんは今にも泣き崩れそうな声で言った。 「…すいません、俺が迎えに行ってれば…」 「タクヤ君のせいじゃないわ…あまり考えこまないで。」 タクヤは美佳の病室へと向かった。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加