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病室では美佳がいろいろな機械に囲まれながら眠っている…
静かな病室では機械の音だけが無情に響いていた。
「すいませんお母さん…美佳と二人きりにしてもらえますか?」
「そうね…じゃあ荷物持ってきちゃうからタクヤ君お願いね」
お母さんはそういうと病室からでていった。
タクヤは美佳の手を握りしめ泣いた…
「美佳…ごめんな…」
美佳から返事はこない。
しかしタクヤは何度も美佳に謝った。
その日、タクヤは一睡もできなかった。
ただひたすら美佳のことを考えながら溢れる涙をこらえていた。
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