☆高校入学☆

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春。 青龍高校の入学式。 桜の花びらが舞落ちる校庭の隅に大きな桜の木の下に 一人、入学式をサボって煙草をフカしながら寝ている 男が一人いた。 【柊 進】 この物語の主人公だ。 わかる通り……不良。 進はフカしていた煙草を消し…ポケットを探った。 進『……ちっ。』 ポケットから煙草の箱を取り出したが空っぽだった。 反対側のポケットから小銭を取り出したが ……まぁついこの前まで中学生だ。 ありったりでも200円にも満たなかった。 進『ん~コーヒーでも買いに行くか…。』 進は大きく背伸びすると立ち上がった。 男A『入学早々、式バックレて昼寝とはいい身分だな。』 男B『柊だろ?ちょっと付き合えょ。』 拳をパキパキっと鳴らしながら3人の男達が近づいてきた。 進は大きく背伸びしながら振り返った。 進『入学式だってのにな…先輩。祝ってくれる気はないんスか?』 男C『意気がってんじゃねぇぞ。柊。』 進『退屈せずに済みそうだ。』 入学から1日経たず…彼の波乱の高校生活が始まった。 ……あ、誤解のないよいに一つ言っておく。 これは柊 進の喧嘩学園青春ストーリーでも 恋愛Love Storyでもない。 彼が野球で天下取りを目指す物語である。
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