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「ここで今日は仕事終わりなので、ちゃっちゃと終わらせて頂きます」
死神が大鎌を振り上げた。
「待ったー!」
男がその腰にしがみつくと、叫ぶ。
「待ってくれー!!こいつが死ぬなんて嘘だー!!!」
「いやぁ、『嘘』言われても、一応リストに載ってるんで」
「な、何のリストだ??!!見せろ!!!」
「だめです。企業秘密です」
「とにかく、頼む!こいつを死なせないでくれ!!」
マントの中の死神の表情は一切見えないが、困惑しているのは伝わってきた。
「しかし、仕事なんで…」
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