君しか愛せない

～プロローグ～

『昔々、凰華学園と言う学園がありました。』

『その学園の校舎裏に生えている、一番大きな桜の木がありました。』

『その大きな桜の木には、始業式の朝にその一番大きな桜の木の下で好きな人と逢えば両想いになれると言う伝説がありました。』

『ある日、その大きな桜の木の下で出会った事のない2人が大きな桜の木に導かれるかのようにして出会いました。』

『男の子は、お金持ちの家の息子で
女の子は、テニスが好きな少女でした。』

『2人は、その大きな桜の木の伝説通りお互い恋に堕ちました。』

『2人は結ばれ、どんな困難な事も2人で一緒に乗り越えていきました。』

『2人は結婚して、女の子と男の子の双子の子供が生まれました。』

『その2年後、また男の子と女の子の双子の子供が生まれました。』

『お金持ちの家の息子とテニスが好きな少女は、お父さんとお母さんになって
家族6人で幸せに暮らしました。』

母さんから聞いた、母さんと父さんの話..

母さんと父さんの思い出の場所..

オレも彼奴等と一緒に卒業したい..

あの人に反対されても、父さんと母さんの思い出の場所で彼奴等と共に過したい..

コレだけは譲れない…

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