詩想

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  賛美の醜さ 少数派の証明に似て 割り切った物質 数多連なる劣勢イメージ携え 与えられた感覚の彷徨へ 流され、過去衒い 凪ぐこともなく 知らぬ「全て」に問う 賛同の儚さ 弾け跳ぶ粒子の果て 死んでもなかなか眠れない 諦めたのは貴方の方 煙に巻かれた帰路の途中 感覚の閉ざした方向へ 壊され、指針贖い 止まる時の中で 浮かぶ「全て」を問う 望んだか?照らしたか? 羽根棄て論え! あの日掲げた咆哮と 生命のダンスに「全て」を託す!
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