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約2年ほど前、無償に死にたがっていた自分がいたのを覚えている。理由はハッキリ覚えている。
その時に「裏切れた」という実感が強く湧いた。ともに覚えた「憎しみ」。
その頃から、私は自分自身を試していた。
結果はもちろん、失敗に終わり、
私が伝えたかったことなど、わかってもらえず、
自分自身を本気で恨んだ。
そして一瞬頭の中で浮かんだ言葉。
「本気デ死ニタイ」
悲しみと憎しみの中、
無意識に頬を伝ってく涙は、
自分自身の無力さを現しているんだと思う。
こんな役立たずはこの世から消えた方がいいと、
最近、改めて思い知り、タバコの火を自分の腕に擦り付けた。
死を急くためにタバコを吸う。
まわりはタバコは体に悪いからと気遣って来る人もいるけれど、
本気で辞めて欲しいなら、私から力づくで奪うよね?
吸い終わるまで見てるなんて、
辞めて欲しいと思う人の気じゃないよ…
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