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(ああ…くそ…!そうだよ、俺のせいで負けたんだ…。俺は最低のピッチャーだ…。野球なんかもう絶対にやんねえからな…!)
桜舞うこの季節。
桐栄(トウエイ)高校入学式。
皆が心をドキドキさせている中、1人だけこんなテンションの低いヤツがいた。
彼の名前は島崎純(シマザキジュン)。
中学時代チームのエースとして、実力こそあったものの、自分のせいで中学最後の試合に負けてしまった。
野球はやらないつもりでこの桐栄高校にきたのだ。
入学式が終わった。
そして自分のクラスに向かう(1年10組)
(ああ……、ダリぃ…。)
…どこまでテンション低いんだコイツは…。
「よーーし!皆!席に着いたな!!俺はこの1年10組の担任だ!ヨロシクな!」
(…でたでた、見るからに熱血教師…。こいいう系苦手だわ…。てか、テンション高…。)
お前がテンション低くすぎんだよ…。
「じゃあ1人ずつ自己紹介してくれ!あと出身中学とか、中学の時にやってたこととか、何でもいいから言ってくれ!!」
(んだよ…。面倒くせえな…。)
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