―第一章―

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『お泊まり会が終わるまで』 この関係は期間限定なんだ。 「そう言えば!」 伊織が思い出したように言う。 「どうしたの?」 「…お泊まり会…いつにする?」 「今度の土、日…空いてるよ」 「じゃあ…その日にしよっか…」 お互い気まずくなる。 「なにしょげた顔してんの?…早く行こっ!」 私は走り出す。 明るく振る舞う。 「あっ…ちょっと待ってよ!」 今度の土、日まで後2日。 あと少しだ…。
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