それぞれの目覚め。  

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【長男編】 朝6:00―。 家族の起床時刻である。 寝室へ起こしに行くと、 必ず、布団から片足を 投げ出して寝ている者がいる。 長男である。 ――おぅ。 今日も見事な、 『大』の字だ。 私は、 口を開けて寝ている長男に、声を掛けた。 「起きて。時間だよ。」 …………。 …………。 起きるわけが、ない。
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