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そんな私が、人生で最も反省すべき『事件』を起こしたのは、長男が生まれて間も無くの事であった。
…いつもの様に。
長男を沐浴させようと、風呂場に連れて行った私は、ベビーバスの湯加減を見るため、長男を浴槽の蓋の上に、寝かせた。
―その直後。
風呂蓋が、長男の重みで傾き、あっという間に、浴槽の中に赤ん坊ごと、落ちたのである。
浴槽は、空だった。
バターンッッ!!!
という、物凄い音が風呂場に響き渡り、
長男は、空の浴槽の底に叩き付けられた。
『きゃあぁぁあっ!!』
私は絶叫した。
それまでの人生で、
最も声を張り上げた瞬間であった。
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