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「ちょっとお母さん!何でいるの?」
「店長の都合でね。それより早く持って行ってあげなさい。」
「……。」
私はお盆にジュースとお菓子をのせて部屋へと向かった。
「理央~?」
「……。」
理央はベッドに倒れこんでいる。
「何してるの?早く来なよ。」
私はそう言ってクッションを叩く。
「ん~…先輩の匂いがして気持ち良いー…抱きしめられてる感触…」
何を…
「馬鹿な事言ってないで早く来なよ。」
「行ったら抱きしめてくれますか?」
「そっ…そんな訳ないでしょ?!」
いきなり何を言い出すんだ?
「…ですよね。先輩は私の事なんてどうでもいいんですもんね。」
「は……?」
「先輩は別に私の事なんて好きじゃないですもんね。」
「ちょっ…理央?」
理央が体を起こしてクッションに座る。
「……すみません。何もないです。」
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