一章・善人鉄平‼

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山狗と決着をつける時がきた… 「オレがこの山狗の副隊長、小此木いうんね」 そういい髪を後ろで縛った、40代くらいのウィンクがとても眩しい男が現れた。 「オレの部隊は全滅。もう三佐の命令はきかん」 「小此木!あたしを裏切るのね!!」 鷹野がどなる。 「うちのお姫様がわめいてるが、気にしないでぇな」 そういい小此木は銃を下ろす。 「ここまではオレらの完敗や、最後くらいリーダー対決で決着つけようんやないか」 そういい眩しいウィンクをする。 「あんたがリーダーか?準備はいいか?」 それを聞いて魅音があせる。 「あ、あはははは!冗談がきついね、あたしなんかが戦いのプロとサシで戦っても勝ち目なんかないよ」 ひゅっ! 風を切る小此木の正拳突きが魅音の腹にはいる。どさっ 魅音が倒れる。 「このトラップを仕掛けたのはおまえなんか?」沙都子を睨む。 「わ、わたくしは、その…」 次は沙都子か! 「止めろ!」 オレがかけだした頃は小此木の正拳突きは沙都子に迫っていた。 ドスっ! 鈍い音がする。 しかし、小此木の正拳突きは沙都子にとどきはしなかった。 沙都子の前で巨体が正拳突きを受け止めていた。みんなが目を見開く。その人物は… 「沙都子…オレは気付いたんや、今までに犯した罪に…んじゃけどいつも気付いたころはオレは死んでるんや……今回はその罪滅ぼしっちゅうことや!最後に一言言わせてくれ!!」 「オレはもう!いじめキャラとしては死にたくないんや!!」 そう…その人物とは…… 我等が敵 北条 鉄平!! あ、あなたは気付いたのですね!!自分の犯した罪に!! 梨花ちゃんが号泣する。「あぅあぅ…梨花、あまり梨花らしくない発言や態度はひかえるのです💦読者の梨花のイメージが世界恐慌で大暴落って感じになっちゃうのですよ💦」 こんなに鉄平が頼もしく見えたことは一度もないぜ! 鉄平が口にくわえたタバコを投げ捨てる。 と思いきや、携帯灰皿を取り出しなかにつっこむ。 えぇ~~~~💦💦 鉄平のイメージがぁ💦💦みんなが目を丸くする。鉄平…すげぇ善人じゃねえか!! そういい鉄平が沙都子に振り向きウィンクをする。 カッ!! まばゆい光がみんなを襲う。 眩しい、眩しすぎるぜ鉄平!! そのウィンクは小此木のウィンクの次元を越えていた。 「いくぞ小麦粉!!」 なんか激しくまちがっているが、かっこよすぎるぜ鉄平!! 鉄平が殴りかかる。 鉄平の剛腕からくりだされる一撃必殺はいかなるものか!
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