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詩織がうちのクラスに入ってからの初めての授業は国語だった。
僕は国語の授業はあまり好きでは無かった…が漢字の知識だけに関しては何故か他より上を行っていた。
今日の授業はほとんど自習だった。国語の教師である広瀬 幸枝(ひろせ ゆきえ)は、産休な為、事前に試験対策で作られていた漢字の問題集をやる事になった。
僕がスラスラと解いて行く中、僕の隣りの詩織は首を傾げていた。
「ねぇ、要田君??ここ…わかる??」
僕は、ちょっと得意気になり、詩織に答えを教えた。
「あっ…こういう事だったんだね!!ありがとう。」
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