4人が本棚に入れています
本棚に追加
「男ってさ、どーゆう物が欲しい訳?」
スタジオの料金を皆で払っていると、思い詰めた表情でリナが俺の方を見た。
「なんだよ、いきなり。」
俺は思わず苦笑した。
「明後日バレンタインじゃん?まじ悩む。」
ああ…そうゆうことか…。
「普通にチョコが1番無難だろ。」
隣にいたサトルが話しに入ってきた。
「チョコー?なんか普通過ぎない?」
リナは不満そうに首を傾げる。
「へぇ、リナちゃん誰かにあげるんだ。」
次はオーナーがおつりを手渡しながら話しに入ってきた。
「あげますよー。あ、オーナーには義理チョコあげる。」
「ははっ、有難う。」
「ねぇ、ユウタは?ユウタだったら何欲しい?」
話しが一通り回って、また俺に帰って来た。
「…んー…俺もチョコかな。やっぱりバレンタインだし。でも1番欲しいのは、愛!」
「うわ、きっもー!」
そう言ってリナは笑った。
最初のコメントを投稿しよう!