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最終決戦第二部【タクラマカン神殿跡地】
ドンッ!
五人はタクラマカン神殿跡地に着いた。
光輝くマザーと漆黒の翼をはためかせるヴォノを追い、神殿の瓦礫を走り抜けた。
グオオオ!
瓦礫の奥から突然五人の前に超巨大なクシャルダオラが姿を現わした。
轟風を纏い、大地を抉る。
「コイツは…クシャルダオラ…こんな時に!」
ブルボンが斬りかかろうとした時タクラマカンがそれを制止した。
「やめろ。集中だ。周りに殺気を感じるだろう…?」
グオオオ!
オオオオ!
瓦礫の上にいきなり紫色の古龍オオナズチが現われた。さらに炎帝龍テオ・テスカトル、炎妃龍ナナ・テスカトリ、さらにそれらを支配するかの様に巨大な影が空から現れた。
「アレは…!?魔龍ドゥベー…!?何かが違う!?」
タクラマカンは身構え白き閃光の一撃を返した。
「堅い…」
ドズゥン………
瓦礫を破壊し、ドゥベーは笑った。
「ヒハハハハハハ!イグザリオンは楽しませてもらった!奴を喰えとはなぁ!今度は貴様らだ!ゆくぞ我が龍達よ!」
タクラマカンがタンネカムトルムを地面に突き刺し、双剣アムルカムトルムに変化させた。
タクラマカンが鬼神化し、飛び掛かろうとした時ブルボンが言った。
「待てよ。急ぎなんだ…奴等をオレとグリコとお前が追う。こいつらは…アル達に任せる。」
タクラマカンは頷き、武器をしまい走り出した。
グリコとブルボンも走り出した。
「フフフ!フハハ!ハハハハハハハハハハハ!貴様ら二人に何が出来る!?」
ロッテが双剣を取り出し、アルが太刀を抜いた。
フィフスフォートがさらに強化し、龍達を威嚇した。
「さぁて…狩るか…今は半殺しなんざ甘いことは出来ねぇぜ…イグザの分も含めてぶっ殺してやる!」
「仲間の痛みはもういいんだ!うあああああ!」
シンクロ状態になりソレをさらに強化するフィフスフォート。
「この……力は?一体…?くそぉぉぁぁ!怯むなぁぁ!」
ドン!
戦いが始まった。
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