最終決戦第一部【ガイアエンデュア】

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ゴォ! ブルボンの太刀が空をかすめ、白き羽根が地に落ちた。 フォォォ… 「あ…あ……」 帝国を包み込む魔龍のオーラ。 全てを産み出した支配者の殺気。 タクラマカンさえも圧倒され、見上げた。 「皆…気をつけろ…いや…アレは…あいつは…オレの対となる波動存在…マザー!二人での力は…計り知れんぞ!」 天空を舞い、光輝く完全なる存在。 マザー(星母)。 その横には光を纏ったヴォノが浮いている。 「く…マザー…不甲斐ない…フィフスフォートを使いながら…」 「もういいよ…ヴォノ…後は私とやろう…世界を転生させよう。タクラマカン神殿へ!」 ゴポゴポ… 次元が溶解し、タクラマカン神殿跡地への通路が開けた。「まずい!逃げられる!追うぞ!魂の波動をタクラマカンから感じたんだがそれはカイエン王だ!」 四人はタクラマカンに連れられて次元の通路に投げられた。 「うお!」 「走れ!どこまでも!着くまで走れ!とにかく走るんだ!通路を塞がれたら閉じ込められる!」 ギュアア… アルは自分の身体が光の様に感じた。 魂の波動の流れを。 皆感じている鼓動。 早まる鼓動に呼応するが如く意識がハッキリとしてくる。 魂の…波動…
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