第一章

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    ジリリリリリリ   目覚ましの音で目が覚める   「ん………もう朝…?」   私は低血圧だから朝に弱い   だから朝はとっても不機嫌だ…   しかし学校に行かなくちゃいけない   由加は学校の身支度をした     「おはよう…」   だが誰も返事をしない   「お母さん…?数希…?蜜穂…?」   やはり誰からも返事がない   しかし朝ごはんはできている     「?先…行っちゃったのかな?」   私は朝ご飯を食べ玄関に向かった     「…………………」     そこにあった物(?)は       小っちゃな扉     私は目を擦る 高校生になってまでこんなメルヘンな幻覚を見ていたら高校卒業後が危うい     しかし目を擦っても目の前にある現実は変わらない     「うそ…そんな………バス間に合わないじゃない」   「あっそうだ!確かこんな扉が出て来る童話があったような………確かこの場面だと………」   そんな記憶は高校受験で捨ててしまい中々頭に出てこない     「………あっ思い出した……」   私はひらめいた用に言う     「確か…不思議の国のアリス」   私がいった瞬間   リビングの方から"トサッ"という音が聞こえた   私は恐る恐るリビングに向かった
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