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テンポよく進めるためにコップにお湯を注いでおきましょう。
「まーたご飯に納豆かけてる。気持ち悪い」
すかさずお湯をぶちまけます。この時狙う箇所ですが、髪は女の命ともいいますし、顔面が適切かと思います。
また、無駄にオシャレぶってミネストローネとか仕込むのは絶対にやめましょう。さすがに無理。
お湯をかけたら彼女の反応を待ちます。まあ普通は、
「ぎゃあああああ! なにすんのよ坂田!」
と、付き合っているのに名字を呼んでしまうぐらい混乱してくれると思います。あくまでこちらは冷静に対処します。
「最近、みちる冷たいよな……確かに俺は納豆をご飯にかける。だがそれは俺の気持ち悪さとは関係ないじゃないか……!」
「だからってお湯かけることないでしょ!? もう別れる!」
ドン! 彼女が立ち上がるタイミングに合わせてテーブルを叩きます。この時の音は遊戯が闇遊戯に前触れもなく変身した時の音が理想的です。わかりにくかったらワンピースでもいいです。
「馬鹿野郎! まだ俺の気持ちがわかんねえのか!」
「え?」
ここで5秒ぐらい溜めます。ギャラクティカファントムは最後まで溜めるとガード不能になるという理屈です。そして決めゼリフ。
「……俺はこれからもアッツアツでいたいんだよ……、この熱湯のようにナ☆」
「そう、だったの……あたし、あなたの本当の気持ちにも気付かないで……」
「いいんだ。まだお湯は沢山あるからさ(ポット的な意味で)」
「うん! あたし飲むわ! お湯だけ飲むわ!」
こうなります。
ハッピーエンドかよくわからないですけど、まあ現状打破にはなるかと思います。がんばって下さい。
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