809人が本棚に入れています
本棚に追加
ある日のこと、千田くんが家に帰ると、両親がなぜか豚の姿に変えられていました。しかも金髪です。千田くんは泣きました。
「お父さん、お母さん……ぐっす、えっぐ……この金髪豚野郎!」
千田くんはマジメ一辺倒の好青年だったので、両親が髪を染めたのが許せなかったのです。家を飛び出すと、黒髪戻しを買うためにローソンに向かいました。
その道中、千田くんは神隠しにあいました。
その世界では驚いたことに、千田くんは女の子の姿をしていました。まだサクランボーイだった千田くんは、反射的に自分の胸を揉みしだきました。
B判定でした。
「うん……うん……」
それなりに満足した千田くんは、とりあえず目の前の家に突撃しました。田舎に泊まろうの勢いで突撃しました。
家の中には一人のおばあちゃんが待ち構えていました。おばあちゃんは開口一番こう言いました。
「千田……今日からお前は“千”じゃ」
こいつは何を言っているんだ。千田くんは逃げ出そうとドアノブに手をかけました。
「か、鍵が開かない!」
「ムダだお」
おばあちゃんは魔法使いだったのです。それから千田くんは一日10時間も彼女の身の回りの世話をするハメになりました。性的なハメも加わり、千田くんの精神は破壊されましたとさ。
これがいわゆるセンター試験の語源です。試験会場に金髪豚野郎がいたら要注意です。受かる気ねぇだろ!とかツッコもうもんなら、次に神隠しに会うのはあなたかも知れません……
と、ホラー調でお送りしました。いかがでしたか?え?解決してないって?お前をカオナシにしてやろうか。
明日が本番のようですが、前日にこの更新を見ているようじゃ未来はないと思います。ありがとうございました。
最初のコメントを投稿しよう!