倦怠期を乗り切るには?

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  「カーネルおじさああああぁぁん! おかわり!」 「なぁ、もう止めろよ雨子。3バスケット目だぞ」   「ハムハムうますぎるハムハムねえ一郎君も食べなよハンム!」   「……」   もうわかりましたね。答えはケンタッキーです。   あなたが毎日毎日フライドチキンを食べる事で彼の頭の中は疑心暗鬼になります。   (こいつ……俺よりカーネルの方が好きなんじゃないか? いやいやなにを言っているんだ俺は……カーネルをよく見ろ! ……初老の爺さんじゃないか……! カーネル……一体何を考えてやがる……! くっ、読めない……! こんな、こんな爺さんに負けるわけにはいかない!)   「来週ねずみーランド行こうか」   「え? 突然どうしたの?」   「愛してるよ、雨子」   こうなります。   古来フライドチキンは相手の嫉妬心、猜疑心を想起させるために使用されてきました。かのマッカーサーもこう言っています。   「最近二次元しか愛せなくなった」と。   しかし愛情と引き替えにピザデブ化を引き起こす諸刃の剣。よってビリーズブートキャンプも合わせて使用するとよいでしょう。   え? ビリーは信用できない? そんな我儘で努力もしたくないチキン野郎のあなたにも希望はあります。   洗濯をしましょう。   洗濯機もまた、倦怠期の語源だという事で有名です。旧3種の神器に認定されたのもこれが決定的要因だったそうです。   「なあ明日会える?」   「いや無理。洗濯あるから」   どんだけだよ。と言うツッコミが返ってきたら成功、逆に相手が納得してしまえばそれまでです。彼の事はキレイに水に流してしまいましょう。うまいですね。   「どんだけだよ……雨子、俺の事嫌いなのか?」   「だって……! 洗濯あるし……!」   「俺が雨子の心まで洗濯してやんよ」   「一郎くんラブー」   こうなります。いい話ですね。   間違えても掃除機などは使用しないように。部屋がキレイになってしまいます。
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