4章

5/5
前へ
/21ページ
次へ
「あら…もうこんな時間だわ」 「え…?今何時なの?」 「夜中の1時よ」 「え…もう!?セシルといると時間がたつの忘れちゃうよ…」 ニーナは笑いながら言った。 「ニーナ、これあげるわ」 「え…何…?」 セシルは小さなイアリングをニーナの右耳につけた。 「お守りよ。あなたが幸せでありますように」 「ありがとう。大切にするね。」 ニコリとニーナは笑った。 「ええ、じゃあまた会う日まで」 「またね、セシル!!」 ふわりとセシルは窓から飛びたった。
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

42人が本棚に入れています
本棚に追加