1章

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「セシル、また人間を殺したのかい?」 「ダメだったの?人間なんか要らないでしょ?」 「おやおや…この子は。俺の仕事が増えるじゃないか…」 「良いじゃない、別に。暇だって言ってたでしょう?」 プイと少女はそっぽをむいた。少女の背には黒い翼。少女の赫い大きな瞳は、キョロキョロと窓の外の世界を眺めていた。
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